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監督・コーチ部屋

松田雄監督インタビュー [監督・コーチ]

投稿日時:2013/07/06(土) 20:51rss

松田雄監督インタビュー

 

3月からスタートした新チーム体制。松田監督を筆頭に、新しく就任した酒井宏之ヘッドコーチ以下4人のコーチ陣と部員57人、そしてマネージャーや外務を含む学生スタッフ、トレーナー陣が新しい中央大学ラグビー部を創り上げている。現在進行形の今だからこそ、振り返りはせず、常に前を向きながら細部にわたり意識を向け、発展し続けている。春シーズンを終え、今の心境を松田監督に語ってもらった。

 

2013春シーズンを終えて・・・ ~強い心を養い、次なるステージへ~』


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ーー新チームスタートの3月から4ヶ月経過しました。現在の思いを聞かせてください

 

4ヶ月が経過して、色々な変化がありました。一番大きく変わったのが、選手の1日の生活ルーティーンです。例えば朝だったら、今まで8時起床だったのが、7時半に起床し散歩する事になりました。更に今では起床が7時に早まり、散歩からランニングに移行しました。とにかく毎日、食事、学校、練習、睡眠と同じルーティンで規則正しい生活をするように心がけ、大分浸透して来たと思います。そして「強い身体」はもちろん、「強い心」を作りたいですね。その辺りを酒井HC筆頭に継続させている段階です。

 

ーーその「強い心」を作り上げるために何をしていますか?

 

「強い心」と言っても、むやみに「気持ちだー!」とか言ってるのとは違います。元々中大の選手は心や気持ちがないわけではないので。ただここ数年、勝ちたいあまり安易なセルフジャッジや我慢ができずに勝利を逃しているケースが多いので、そこを練習から指摘しています。特に誰かがミスした時は、全体責任として罰走してますね。これは「走るのが辛いからイヤじゃなく、ミスで負けるのがイヤだから走ろう!」と選手に伝えてます。それからフィットネス練習では、最初にコーチが言った本数が終わってから、更に本数を増やすことをしてきました()

 

 

ーー決めていた本数から増やすことで、選手の反応に変化はありましたか?

 

勿論です()。最初は不満に思う選手がいっぱいいました。ただ幸運な事に()試合終了間際に逆転されて負けた試合がありました(慶応大学戦)。選手には「目の前の勝利を逃してしまう、中大の弱さはここだよ!ラグビーも人生も理不尽な事ばかりだから、最後の笛が鳴るまでやめるな!」と話しました。それからはいくら本数が増えても、どんなに辛い練習でも、文句どころか最後まで集中力が切れなくなりましたね。でも完成形にはまだまだですけど。

 

ーー冷静を保つことでもありますね

 

何事も平常心だと思っています。試合中は、理不尽なジャッジもあると思いますし、納得出来ないことも当然あります。でもレフリーのジャッジは絶対ですから、セルフジャッジはせずに、何があっても受け入れて切りかえて行こうと。そのために必要なのが「強い心」です。

 

ーー試合の立ち上がりにも課題がありました

 

そうですね、中大の悪いパターンですね。でもこれは日々の練習の入りから意識しないと変わらないと思っています。何となく練習を始めるのではなく、いつも試合と同じイメージをさせて、スイッチを入れてから練習に入らせるようにしています。最近は練習での入りの意識も変わって来てますし、それが試合にも反映されてきました。それまでは、練習の始まりのミスが多く、その度にいっぱい走らせてましたからね()。ここ最近は1本も走らない日も結構ありますよ。

 

ーー1年生たちのパフォーマンスはどのような感じですか?

 

中大ラグビー部は部員が少ないので、試合に出るチャンスが多いと思います。学年は関係ありません。積極的に前に出てくれば、1年生でもどんどん使います。その中でもSH(スクラムハーフ)の2人は積極的にアピールしてくれました。もの凄く面白い存在です。もちろん2人だけでなく他にも楽しみな選手がいます。夏の厳しい練習を踏ませて、中大に溶け込めるかが鍵になってきますね。本当に中大の一員になれるかは時間も必要ですし、何より彼らが成長していくかだと思います。

 

ーー最後に総括をお願いします

 

総括と言っても進行形ですので、評価は避けたいと思います。また、コーチ陣が評価するのではなく、変わった中大を見てくださるのは、周りの方ですからね。私が今の現状を細かく分析し、一つひとつ言うのは簡単ですが、今は必要ないと思います。1年後、自分たちの思いでもある「国立」に向かう姿勢を認めてもらい、結果が伴った時に初めて変革と言えるのではないかと。今行っている事は間違ってないと信じています。だから秋シーズン終了した時に笑顔でいられるように、今は必死で頑張っていこうと思います。

 

 

ーーありがとうございました


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左からトレーナーのトム・岡川、今園コーチ、中山コーチ、酒井HC、松田監督、中村コーチ、渡部コーチ








(インタビュー:小宅崇)
[photo:CURFC]