大きくする 標準 小さくする

監督・コーチ部屋

中山浩司BKコーチ インタビュー [監督・コーチ]

投稿日時:2013/09/09(月) 23:30rss

今回は中山浩司BKコーチのインタビューです。学生時代は関西大学リーグに所属している近畿大学初の大学選手権に出場した時のキャプテンです。数々の日本代表経験を持ち合わせ、現在トップリーグのNTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスのコーチも兼務しています。直近までトップリーグで活躍した経験は、今の学生に必要不可欠なコーチの一人です。大学ラグビーの今昔、社会人と大学の違いなどインタビューしました。
 



(取材日:平成25年8月23日)




 【監督・コーチ部屋ブログ】中山浩司BKコーチインタビュー
 
『僕の携わるチーム同士の対戦が夢で、その夢を息子に観せてあげたい』
201309092339_1-350x0.jpg 
















——中山コーチが携わって2年目のシーズンです。今年のBK(バックス)はどんな感じに仕上がっていますか?
 
今年のBKは自らが考え、行動出来ているチームだと感じています。私は、現在トップリーグのコーチも兼務しているので、中々指導する機会が少ないのですが、確実に会う度に成長している姿が感じ取れます。例えば、選手同士の会話内容だったり、社会人チームに劣らないくらいのラグビーに対する心構えが備わってきていると思います。
 
——中山コーチがラグビーを始めた頃を教えてください
 
小学校5年生あたりから、兄の影響もあってラグビーボールを持って、よく公園で遊んでいましたね。本格的に始めたのが中学生からでした。そして関西の近畿大学に進学し、最終学年ではキャプテンをしてリーグ2位になり、近畿大学初の大学選手権に出場しました。結果は1回戦で帝京大学に敗戦しましたが、その当時の目標は達成出来たので、良い思い出でしたね。年間通して常にチャレンジ出来たと思います。
 
——今の4年生とその当時の4年生を比べるとどうですか?
 
私が学生のときと、今の4年生が似ている境遇だと感じています。シーズン当初は、中々纏まりきれていなく試行錯誤している姿が一緒なんですよね。この夏合宿で、結束力が揺るぎなくなってきている姿をを見ると、昔のことを思い出します。
 
——関東の大学のイメージはどんな感じを持っていますか?
 
関東の大学は、良い選手が集まっている地域と感じています。それだけ魅力あるチームが多いと思います。日本の大学ラグビー界を牽引していると思いますね。
 
——中央大学に携わった経緯を教えてください
 
私自身、現役を引退した直後に、ラグビーのコーチングを学びたいと考えていました。会社関係者からその当時中央大学でBKコーチを探していると聞きました。私が現役時代から松田雄監督の存在は知っていましたので、是非関わらせてくださいとお願いしました。
 
——中山コーチのコーチングポジションでもあるSH(スクラムハーフ)陣を指導して感じることはありますか?
 
今年のSH陣は非常に貪欲です。この環境はチームが高い意識・目標を持ってラグビーに取り組んでいる証だと思いますね。
 
——今年は社会人チーム(NTTコミュニケーションズ)と中央大学のコーチを2足の草鞋を履いていますが
 
はい、昨年中大に携わることが出来、今年も快く引き受けました。しかし、現在の会社のラグビーチームのコーチも務めるとこになり、頻繁に足を運べていないのが申し訳なく思っています。しかし、社会人で得た知識やスキルなどは、今の中大に落とし込むことが出来るので、忙しいなりに伝えることが出来ているのではないかと思っています。こんな環境ですが、中大の一員として迎え入れてくれているので幸せですね。
 
——大学ラグビーと社会人ラグビーの違いをどう感じていますか?
 
大学ラグビーは、限られた環境の中で、自分たちで構築していくものだと思います。その道筋はコーチ陣が行うのは当然ですが、選手自身が考えていくのが魅力だと感じますし、揺るぎない伝統に繋がっていくものだと思います。社会人は、様々な大学の経験者の集まりです。環境面も会社組織がバックアップしていますので、考える内容はもっと高い位置にあると感じますが、根本は同じラグビーをしていますので、大差はないと感じます。
 
——今シーズンの目標を聞かせて下さい
 
当初から掲げているチーム目標でもある「国立」にむけてチャレンジすることですね。私は社会人チームのコーチもしていますので、NTT Com.ではトップリーグの「トップ4」に食い込むことの2つが目標です。
 
——今年度からラグビー日本選手権の参加チーム属性がかわりました。大学選手権準決勝出場チームも日本選手権に出場ができますが
 
そうですね、そうしたら組み合わせ次第ですが、NTT Com.と中大が戦うことも夢ではなくなってきますね(笑)。
 
——そうなったら中山コーチは、どちらにつきますか?
 
う~ん。。。真ん中にいると思います(笑)。
 
——最後に中山コーチにとってラグビーとはなんですか?
 
人生そのものです。ラグビーを通して良き仲間に出会い、良き指導者に巡り会い、多くの大切な仲間に出会うことが出来ました。私がラグビーをしていなかったらこんなに「ファミリー」と呼べる仲間には出会うことが無かったと思います。私には5歳の息子がいます。2ヶ月前に中大グラウンドに連れてきたのですが、藤原(壮平・4年)がかまってくれて、この合宿にも「壮平お兄ちゃんに肩車をしてもらう!」といって来たがっていました(笑)。ラグビーって教育の場でもあるんですよね。一緒に汗を流し、喜び、悔しがり、試合が終わると敵味方関係無しに抱き合う。。。この感覚を息子に感じさせたいと思います。おそらく、中大が日本選手権に出場し、NTT Com.との対戦になったら、間違いなく息子は両方のチームのトライ、タックルに声援を送ると思います。
 
——ありがとうございました








(インタビュー&構成:小宅崇)
[photo:CURFC]