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監督・コーチ部屋

酒井宏之ヘッドコーチ ロングインタビュー vol.2 [監督・コーチ]

投稿日時:2013/12/03(火) 00:11rss

酒井宏之ヘッドコーチ インタビュー
 

関東大学リーグ戦を終えて
~そして大学選手権に向けて vol.2 ~
(取材日:平成25年11月26日)

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――このリーグ戦を踏まえて、次の大学選手権に向けてやるべき事は何ですか?
 
これから何かを変えるというよりも、精度を上げる事に尽きると思います。
ひとつのパス、ひとつのキック、ひとつの判断、その精度でこれからの試合は決まってくるはずです。大学選手権はリーグ戦以上にミスで流れが変わり、勝敗が分かれると思います。
 
――大学選手権を勝ち上がるには、ミスが命取りですね
 
そうですね。決める時に確実に決めないと勝てないですし、ミスをしたら負けるといっても過言ではないと思います。当たり前の事を当たり前にしたいですね。それが一番難しいんですけど。
 
――大学選手権の3試合でキーになる試合はありますか?
 
いや、全試合大事ですよ。うちはそんな余裕ないです(苦笑)。
リーグ戦同様、先を見ずに1試合1試合をトーナメントのつもりで戦うのみです。ついつい3試合目に注目されがちですが、その前の2試合に負けてしまったら意味がないですからね。とりあえず3週連続試合になるので「中大試練の五番勝負」に匹敵する日程ですから、またテーマを決めて挑んでも良いですね。
 
――そのテーマが今期の中大を象徴していますね
 
チームのテーマって、流行語大賞みたいなものだと思うんです。だからテーマを決めても、選手たちに響かなければ意味がないし、流行らなければいけないと思います。その言葉を聞いて力が湧き、チームが一丸になるような言葉をチョイスしています。
 
――試合会場が、瑞穂(愛知県)・レベスタ(福岡県)・熊谷(埼玉県)と決まりました
 
はい、春からずっと「今シーズンは選手権に出て、全国津々浦々回るぞ!全国巡業しよう!」と言ってきました(笑)。とにかく、このメンバーで色々回れるのは凄く嬉しいです。当然ですが、選手たちはついつい勝ち負けを考えちゃいます。でも卒業して大学時代を振り返った時に、こういう経験こそが良い思い出になるはずです。また全国各地の中大関係者(中大一族!)にお会いできるのも嬉しいですね。あと、今のラグビー界は積極的な情報発信が少ないと感じています。今シーズン、中大は様々な発信をしてきたことで、多くの関係者だけではなく、ファンも増えてきたと思います。強いチームは発信も充実していますし、出来る限りあの手この手使ってやっていきたいですね。
 
――どんどん発信することがラグビー界への酒井HCの提言ですね
 
そんな提言だなんて、おこがましいですよ(苦笑)。
ただ大きなことではなくても、小さなことを中大から発信出来れば何かが変わると信じいますし、その何かをラグビー界で考えていかないといけないかもしれませんね。大学ラグビーでも、こんなに面白いチームがあるんだってことを知ってもらいたいです。ただ、面白いと知ってもらうためには、勝たないといけません。。。今の中大は8割くらいの出来ですかね?もう一歩上に行くためには、やはり国立に行かないといけないと感じています。
 
――全国の中大ファンに向けてメッセージをお願いします。
 
中大一座、全国巡業致します!(笑)。サーカスみたいですけど、松田親分(監督)が面白いタレント(選手・スタッフ)を引き連れて全国巡業致しますので、是非!中大一座を観に来てください!って所ですかね(笑)。皆さん、「俺は、私は、中大一族じゃない」なんて言わず、このサイトを見てくださっている時点で中大一族です!第三者ではなく“二人称”で!我が物顔で!是非試合を観に来てほしいです!もう逃げられませんよ。。。(笑)でも本当に、その姿勢が選手たちに大きなパワーを与えてくれています。中大一族の輪をどんどん広げていければ良いですね。今まで誰もが夢物語に思っていた国立が、もう目の前にあります。それを掴むには皆様の力が必要です。他の大学と比べて部員数が少ないので、一緒に闘って頂ければと思います。本気でプリ~ズ!です。
 
――最後に、大学ラグビーで勝つために、選手に必要なものは何ですか?
 
松田監督がよく言う「人間力」ではないでしょうか。今はラグビー部所属なので、その評価が大きいのですが、これから社会に出た時に生き残るには、人間力が備わった人だと思います。勝ち負けも大事ですが、どんな時も挫けない人間力のある選手になってほしいし、そんな連中が集まった人間臭いズンドコチームにしたいと思います。今は大学選手権ベスト4進出という大きな目標がありますが、中大ラグビー部を通して、何があっても諦めない人間力をつけてもらいたいと考えています。「中大ラグビー部出身者は間違いない!」ってね!(笑)。
 
――ありがとうございました
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< 完 >
 








(インタビュー:小宅崇)
[photo:CURFC]