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監督・コーチ部屋

酒井宏之ヘッドコーチ 今シーズンに向けて インタビュー [監督・コーチ]

投稿日時:2014/04/17(木) 21:00rss

酒井宏之ヘッドコーチ インタビュー

2014シーズンに突入した中大ラグビー部。昨シーズンからヘッドコーチに就任した酒井宏之ヘッドコーチから今シーズンに向けての抱負や思いをインタビューしました。
(取材日:平成26年4月6日)



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――昨年の春シーズン当初、秋の良い結果を想像していましたか?

中大の事はあまり知らずにスタートしたので手探り状態でしたが、自信はありました。それはおぼろけながらですが、僕と山北(昨年度主将)の中で目指すイメージがあったからだと思います。だから春は中々結果が出ませんでしたが、キッカケさえあれば必ず行けると思っていました。また、色々試した中で、4年生(今春卒業)が積極的に行動に移してくれたのも良かったと思います。結果が出てなくても「こいつらやれるな!」とずっと思っていました。ただ春の結果はあくまで過程にすぎないのですが、周りの方々は結果を気にされるので(笑)、、、その周りの声に左右されないで、考えをブレずにいたのも良かったですね。僕自身かなり打たれ強くなりました(笑)。

――今シーズンの主将は檜山ですが、決まった経緯を教えてください

昨年は山北の存在が大きかったと思いますが、何も真似る必要はない。今年は今年のスタイルでいいわけです。その中で、コーチ陣からも、昨年の4年生からも、檜山か木上だろうとなりました。あとは監督の最終決断ですね。あの人の“直感”は神レベルなので(笑)!どっちにしてもラグビー的なキーマンは木上になってくると思ってました。後はグラウンド以外のところが大事になってくるので、そこは“太身のシャイボーイ”檜山に頑張ってもらおうと(笑)。というのは檜山が人間的にもっと大きくなれば、チームの成長も大きくなるという考えからですね。木上に比べたら檜山の方が伸び代大きそうでしょ(笑)。その期待値も込めての決定ですね。

――今年の1年生は18人もいるそうですね

そうなんですよね、昨年の結果が部員を呼んでくれたんだと思います。中には全くのラグビー未経験者も入部希望してきてくれています。だいぶ魅力あるクラブになってきたんじゃないですかね。そうじゃなきゃ自分から入りたいなんて言ってこないと思うんですよ。他もみんなポテンシャル高いし中々良いです!ラグビーセンスも素晴らしいですが、一人ひとり意欲があって意識が高いですね。だから上級生も結構プレッシャーかかっていると思いますよ。

――酒井HCが昨年ずっと言っていた「魅了あるチーム」に近づいてきてますね

そうですね、やっぱり魅力あるチームにならないと!でも、誰でも入れるチームになってもいけないと思うんですよね。。。そこのバランスがもの凄く大事だと思います。大学のクラブではありますが、勝ち進めば新聞にもテレビにも出るわけで、代表に入れば世界大会に出場して海外のプロ選手と対戦するわけです。日本ラグビー界の事を考えたら、大学生だけど意識はプロでありたいですよね。だから僕は選手を“その気”にさせちゃいます。「お前らカッコイイぜ!」って。よく「学生をダマすのが上手い!」なんて言われてますが(苦笑)、とっても大事だと思っています、こういうの。。。
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――今年のスローガン『自立』(INDEPENDENCE)について聞かせてください

昨年はスローガン『PRESSURE』の基、自分に矢印を向けて言い訳をしないチームになってきたので、言葉もよく浸透していたんだと思います。今年はそれを土台に、更に1人ひとり「俺がやる!」という積極性を持ってほしいという事ですね。「俺やります!」とみんなで手を挙げて、中大ラグビー部みんながダチョウ倶楽部になるのが狙いです(冗談です。笑)!昨年はやはり山北に引っ張られていた部分が大きかったと思うんです。それに比べると今年は4年生中心に「みんなでやろう」という姿勢と声が出ているので、昨年みたいなスイッチリーダー(卒業生の滋田、長野)がいない中でも、全体的に、雰囲気よさげ、仲よさげ、ですね。。。でもまだまだ「よさげ」なんです、、、本当の根っこの部分で腹を割り切れてないと感じています。大学ラグビーは4年生のまとまりが勝つための絶対条件だと思うので、4年生には、言いづらい事を言い合える本当の仲間になってもらいたいですね。また4年生に限らず、何かあると体育会系によくありがちな「おい1年!」と下級生や人任せにするのもやめて、「俺がやる」ですよ!気づいた人がやればいいわけです。そういう意味でも『自立』ですね。あとは去年の『PRESSURE』に比べると『自立』だと言葉にするとカッコ悪いので(苦笑)、英語で『INDEPENDENCE』ともしてます。意味は「独立」なので若干ニュアンスが違うかもしれませんが、そこはジャパニーズ英語で!見た目重視で(笑)!

――中大ラグビー部が「魅力あるチーム」に向けて歩んでいますね

いやいや僕はインチキ野郎で「学生ダマすのが上手い!」人なので。。。でも、もうちょっとラグビー界にいさせて下さいよ、、、(苦笑)マジメな話、僕も中大の選手と出逢って、中大のみんなに惚れた人間なのですが、ホントみんな凄く魅力ありますね。以前も話した事ありますが、中大ラグビー部は松田監督の基、ラグビーだけではなく、1人の人間として成長できる場だと思っております。コーチ陣もそれぞれ暗黙の(?)担当がありますね。礼節、義理人情担当は松田監督。ラグビー担当は中村C、有田C。鉄のハート、鋼のボディ作り担当は謙吾C。僕はエンターテインメントと恋愛担当ですかね(笑)!どちらにしても、他のチームより人数が少なかったり、限られた環境ではありますが、逆にそれが中大なんだ!と強みに変えたいです。今年はその辺を『中大の流儀』なる物を作って残して行こうと思っております。

――今シーズンの意気込みを聞かせてください

今年度、中大ラグビー部は創部90周年を迎えます。こんなに歴史のあるクラブは中々無いと思います。何せ読売巨人軍より歴史があるわけですからね(笑)。この伝統を更に輝かせられるように、檜山主将を中心に頑張って行きたいと思います。選手・スタッフだけではなく、OBの皆様、父母会の皆様、ファンの皆様、、、中大一族みんなで楽しくシーズンを戦いたいですね!そして気持ち良く最後の納会を迎えたいと思います。昨年度の納会を、皆さん口を揃えて「良かった!」と言うのですが、やっぱりそういう風になりたいんですよ。大げさですが、中大ラグビー部の納会が、結婚式だったり、出産だったり、人生のお祝いイベントと呼ばれる宴会の1つになればなぁ~と思っております。そして卒業しても一生忘れられない思い出のイベントとして、みんなで語り合ってほしいですね。それにはやっぱり結果を残さなきゃなりません。毎年毎年シーズンの最後は「最高の納会で締める!」というのも1つのモチベーションにしたらいいと思うし、こういうのを引き継いで良き伝統にして行ければなぁ~と考えております。そして100周年に繋がる90周年にしたいですね。

――ありがとうございました
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[インタビュー&構成:小宅崇]
[photo:CURFC]