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~選手インタビュー~ STYLE 2013/7/12

vol.12 相川勇気 『ラグビーは僕の生活の”ど”真ん中にあります』

[STYLE 2013] 投稿日時:2013/07/12(金) 00:09

選手インタビュー第12弾は相川勇気です。

一旦スイッチが入ると、誰にも止められないパワーの持ち主。18年間のラグビー人生は成功と挫折の連続でした。しかし最後の大学ラグビーで結果を残し、最愛の両親にプレーを観せたいと思える心、また多くの仲間に支えられ、救われてきたことを今年は自分が支える番だと感じる心境をインタビューしました。


 


 

(取材日:平成2569日)

 



 

~選手インタビュー~ 「STYLE」 vol.12 相川勇気 『ラグビーは僕の生活の”ど”真ん中にあります』

 




















——出身はどちらですか?

 

長崎県の長崎南山高校です。

 

——いつからラグビーを始めましたか?

 

4歳の頃からラグビースクールに通っていました。長与ヤングラガーズ(長崎県)っていうチームで、今年の春卒業したテルさん(吉原)と一緒なんです。

 

——誰の影響を受けましたか?

 

兄の影響でラグビースクールに見学についていっていたんです。そこで自分から親に「ラグビーがしたい!」って言ったそうです。。。実は全く覚えていないんですよね(照)。

 

——ポジションはどこをやっていましたか?

 

小学校の時はセンターをしていました。小さい頃は細かったんですよ(笑)。ちょこまか走り回っていましたね!

 

——高校進学はすんなり決まったのですか?

 

いえ、当初は長崎北陽台高校に進学する予定だったんです。受験前の判定もA評価で、合格圏内にいたのですが、落ちてしまったんです。。。でも、ラグビースクールの仲間も受験に失敗して、「みんなで長崎南山高校に行って強くしようぜ!」って変な絆が生まれましたね!今となっては良かったのかなって。

 

——ラグビーが楽しいと思えた時はいつ頃ですか?

 

小学校4年の時に、一度嫌いになりかけたんです。父親の転勤で福岡に引っ越して、地元のラグビースクールに入ったのですが、馴染めなくて辞めようと思いました。でも、再度長崎に戻ってきた時に、昔の友人と再会して、より一層ラグビーが楽しくなりました。

 

——相川選手は元々プロップ(PR)のポジションだったのですか?

 

いえ、中学の時はロック(LO)で、高校はナンバーエイト(No.8)を経験して、その後にLOをやっていました。PRは中大に入学してからです。

 

















——中央大学に入学した理由を聞かせてください

 

僕はラグビーで成功する人間だと思っていなくて、良くても地方大会レベルだと思っていました。そんな風に思っていたら、試合の時に中大のスカウトの方が最初に声をかけてくださって、それがもの凄く嬉しくて決めました。

 

——中央大学に入学した当初は環境に馴染めましたか?

 

いや~、、、最初は全く馴染めずにいたんです。自分は結構人見知りをするので(汗)。悪気はないと思うのですが、特に関西の仲間は怖かったですね(笑)。本人の性格を知ればそんな事ないんですけど、方言がキツかったです。意外に長崎の方言ってやんわりしているんですよ。

 

——相川選手の持ち味を発揮させる方法ってなんですか?

 

アップ(ウォーミングアップ)のルーティンと入りを意識することなんです。元々自分はスロースターターで、今の中大の悪いところと一緒でもあるんです。しかし、試合で良かったプレーが出ている時は、アップの段階から心も身体も準備万端だったりするんですよね。

 

——ロジカル(論理的)に自分を分析していますね

 

そうですね、自分のプレースタイルはちゃんと理解しています。でも根が不器用なのと、ヒートアップすると何も考えられなくなってしまっていたんですよね。今も若干引きずっていますが。。。これが自分の今の課題で、もっと冷静にならなきゃいけないと思っています。

 

——大学ラグビーのラストイヤーです。目標を聞かせてください

 

一度でいいからファーストジャージを着てみたいですね。欲を言えば定着(レギュラー)することなんです。でも安定感が必要だと言うことはわかっていますので、後半からでもピッチに出て、持ち味でもある「インパクト」を相手に与えていきたいです。そうすることで、必ずチームの流れを変える事が可能になりますし、貢献出来ると思っています。

 

——ラグビーを続けられていること、誰に感謝したいですか?

 

(沈黙)。。。やっぱり両親ですね。実家(長崎県)が遠いので、自分のプレーを観せることが出来ないんです。でも定期的に「観戦出来ないけど頑張れよ!」って背中を押してくれています。どんな泣き言をこぼしても励ましてくれて、時には「形を残さないと自分自身が後悔するよ」って叱咤激励してくれていますから。やり続けるしかないですよね!

 

——試合の殆どが関東近郊の会場です。しかし、ご両親を呼ぶことを諦める必要はないと思いますが。。。

 

そうですね、選手権(大学選手権)に進むと、レベルファイブスタジアム(福岡県)で試合する可能性がありますからね。。。やるしかないです!!

 

——後輩にこの1年かけて何を残したいですか?

 

大学に入学して3年間、全くと言っていいほど試合に出ていないです。僕みたいな後輩もいると思うので、今年僕がAチームでプレーしたら、何かを伝えられる気がするんです。「努力は報われる」だったり、「やり続ければ必ず出来る」と教えられると思います。

 

——相川選手に取ってラグビーとは何ですか?

 

ラグビーをやっていなかったら、だらしない生活を送っていたと思います。ラグビーを続けているから、人生の道筋を作れたんじゃなかと思っています。ラグビーは僕の「道標」だし、ラグビーは僕の生活の真ん中にあります。

 

——ありがとうございました








(インタビュー&構成:小宅崇)
[photo:CURFC]