大きくする 標準 小さくする

~選手インタビュー~ STYLE 2013/8/14

vol.13 加藤大翔 『ラグビーって人を引きつけて人を繋げるもんだと思う』

[STYLE 2013] 投稿日時:2013/08/14(水) 13:30

選手インタビュー第13弾は加藤大翔です。
英語力を得意とし、今年3月に開催された『東京セブンズ2013』では、サモア代表の通訳を
つとめるなど、チームには欠かせない存在であります。
スポーツをロジカルに捉え、探究心を忘れず、チームの為に働き続ける裏側には、幼少時代に
出会った「スポーツ」への感謝が込められています。
決して表舞台に立てない立場ですが、ラグビーのこと、中央大学ラグビー部に対する思いをインタビューしました。
 
 
(取材日:平成25年7月27日)
 
 




 

~選手インタビュー~ 「STYLE」 vol.13 加藤大翔 『ラグビーって人を引きつけて人を繋げるもんだと思う』

 

--出身はどちらですか?


東京の渋谷区です。その後すぐに父親の転勤で神戸に行きました。その当時、主務の大志(堀・4年)とは全く知らない関係でしたが、お互い近くに居たらしいです。


--お父さんの仕事で海外に行ったそうですね


はい、小学校に入って直ぐにイギリスのロンドンに約三年行きました。父親が僕と同じ頃、アメリカにいたそうで、同じ教育を受けさせたいとの事で、アメリカンスクールに通いました。


--日本語を学んで行こうとする幼少期に海外での生活はどうでしたか?


英語を全く勉強していかなかったので、辛い印象しかなかったです。全く言葉は通じないし、「なんで、こんなところにこさせられたんだ!」って思ってました。


--その嫌な生活が一転した事があるそうですね


はい、イギリスってサッカーが物凄く盛んなんです。日本にいる頃からサッカーは好きだったので、サッカーでコミュニケーションを図るようにしました。その時に感じたのは、スポーツってコミュニケーションに言葉はいらないんだなって感じました。


--帰国してからラグビーを始めたそうですね


中学校から東京の玉川学園でプレーしました。競技としては高校まで行って、中央大学に入学してからは、サークルで続けました。ポジションはずっとフランカー(FL)です。今からは全く想像つかない体型なんですが…(笑)


--そこで、何故ラグビーを選びましたか?


理由は、ケーブルテレビで2003年のラグビーワールドカップを観たんです。その時、ニュージーランドのカルロス・スペンサーと言う選手のプレーの格好良さに惹かれました。とにかく格好良かったんですよ~。


--中央大学に入学してから続けようと思いませんでしたか?


大学に入った目的が、よりスポーツを多角的に学びたかったんです。その前に中央大学ラグビー部は名門であることは、入学前からわかっていましたから…


--中央大学ラグビー部に外務として入部を決めた経緯を教えてください


二年次に経験したインターン(シップ:就業体験)とゼミですね。よりラグビーに対して、研究を深めていきたい気持ちが強く、ましてはトップリーグチームの運営に携わることが出来た経験を活かしたかったからですね。


--入部希望を誰に伝えましたか?


最初は中野さん(昨年度主務)ですね。そこから松田監督に会うことが出来、色々話したんです。その当時、チームとしての課題を聞かせてくださって、僕の研究や経験を欲して下さっているのがわかったんです。最初のフィーリングで即決しましたし、松田さんの求心力に惹かれました。


--途中からのチーム合流でしたが、戸惑いはありませんでしたか?


めちゃくちゃありました。どう接していいのかわからなかったです。僕みたいなポジションは、前年度までいなかったですし、周りも何をチームに貢献してくれるのかもわからなかったはずでしたから。でも、合宿など密に接する機会があって直ぐに溶け込めましたね。





















--不安な気持ちを払拭してくれた仲間は誰でしたか?


悠介(高崎・4年)と大志ですかね。最初の遠征時に同じ部屋でもあったので、直ぐにフレンドリーになれました。


--外務からみた今年の4年生はどうですか?


ヤマキ(山北純嗣キャプテン・4年)が引っ張っているんですけど、4年生全員で支えているチームって感じかします。


--4人の女子マネージャーはどうですか?


とにかく働くマネージャーです!一般学生としての入部は、役割関係なくほんの一部なんです。人を敬ったり、上下関係に対して気を使ったりして、今時の大学生より出来てる娘たちですね。

 


--チームに対してはどう感じていますか?


組織の色が昨年と比べて変わりましたね。酒井さん(HC)と謙吾さん(渡部コーチ)がチームに加わってくださって、影響力が凄いと言うか、何かやれる気がするんですよね!


--二年目の合宿に向けて感じるところはありますか?


一年の中で、外務は合宿が一番忙しいと思います。怪我人の対応したりとか、グラウンドに行って荷物を運んだりとか、写真撮ったりとか…とにかく大変なんです。でも、それが僕のやり甲斐なんですよね!


--今年の目標を聞かせてください


正月を越すことですね。ラグビー界、どのカテゴリーでも"正月を越すこと"って美学があるんですよね。このチームで正月を越すこと目標に頑張りたいですね。その目標達成のために、自分がやらなければならないことを明確化していきたいです。


--最後にラグビーの良さを教えてください


良さですが…難しいですね。ラグビーは、仲間と言うか人の繋がりじゃないですかね?人を引きつけて人を繋げるもんだと思います。そこに凄い魅力を感じています。


--そう聞くと幼少時代に経験した事が、加藤さんを成長させていますね


なんだかんだ言って、コミュニケーションを必死に取ろうとして、グラウンドに飛び出していったイギリスの経験が、小さいながらも大きな転機のような気がしますね。


--ありがとうございました







(インタビュー&構成:小宅崇)
[photo:CURFC]