大きくする 標準 小さくする

~選手インタビュー~ STYLE 2013/8/17

【"W"STYLE】vol.1 山本裕貴×山田英士

[STYLE 2013] 投稿日時:2013/08/17(土) 21:42

ダブル選手インタビュー第1弾は山本裕貴と山田英士です。


57人の部員の中に、2人だけ受験戦争に勝ちあがったラガーマンが中央大学ラグビー部にいます。
『中央大学法学部』に在籍し、厳しい授業単位を取りながら、激しい練習をこなしている2人です。
今回は、そんな2人「山本裕貴」と「山田英士」の両3年生にスポットをあててインタビューしました。
一般学生だから見える苦悩、楽しみ、仲間やライバルのことなど、今後の彼らに注目してください。


(取材日:平成25年8月14日)

 


~選手インタビュー~ 「"W"STYLE」 vol.1 山本裕貴×山田英士

 『英士がいなかったらラグビー部を続けられなかった』 (山本)

 『一番勝ちたいのは羽野さんです』 (山田)

 

 


――今日で直前合宿5日目です。疲れはありますか?

(山本)そこそこ身体にきています。

(山田)腰を痛めた感じですかね。羽野さん(一志・4年)にきれいなタックルされたんですよ(笑)。


――では本題に移りましょう。まずそれぞれの自己紹介をお願いします


(山田)法学部3年の山田英士です。大学での好きな授業は、体育のバドミントンです(笑)。ラグビー歴は高校3年からですので、
    今年で4年目です。

(山本)法学部3年の山本裕貴です。ポジションはスクラムハーフです。好きな授業は「ゼミ」ですね。一番楽しく勉強できています。
    ラグビー歴は今年で15年目です。

(山田)6歳からなんだ。。。

(山本)そうなんだよ。


――ラグビーを選んだ理由を聞かせてください


(山本)親の勧めです。半ば強制?ですけど。。。(笑)小さい頃に親からの選択肢の中にラグビーしかなくて。でも好きじゃなかった
    らここまで続けてはいなかったので、好きで飛び込んだ世界だと思います。

(山田)自分は、高校2年まで剣道部だったんです。その後は勉強だけの時間しかなく、何かスポーツを探していました。そうしたらラ
    グビー部の友達に誘われ、見学に行ったら顧問にラグビーを語られ、その勢いで入部しました。

(山本)でも、最初にラグビーの練習を見たら大体の人は引かない?

(山田)うん、引いた(笑)。元々剣道部だったしね。


 















――2人とも受験で中央大学の合格だったと思いますが、進学が決定したタイミングで入部を考えていましたか?


(山本)そうですね、どこの大学に進学しても続けるつもりでいました。まさかスポーツ推薦だらけの集団とは思っていなかったですね
    (汗)。

(山田)僕は、高校のラグビー部に入部し、三ヶ月でレギュラー獲得できたんです。その当時は自分がうまい!って勘違いしていまし
    た。だから大学でも当然のように続けることしか考えていなかったです。今思うと結構奢りみたいなものがあったかもです。


――実際に入部してみてどうでしたか?


(山本)実は、、、2人で何度辞めようと思った事か、、、、

(山田)うんうん。

(山本)最初は2年生に上がるタイミングで、その後は今年の最初ですね。


――辞めようと思ったところは何だったのですか?


(山本)とにかくレベルが高すぎました。

(山田)僕なんか入部して4日目で、泣きながら高校時代の監督に電話しました(苦笑)。だって日本代表がいるチームなんですよ!

(山本)俺もそれは思ったよ!


――辞めずに続けている理由は何ですか?


(山田)その当時、4年生の宇賀神さん(文彦・2011年度卒)が同じような境遇だったのを聞かされたんです。日々努力していれば絶
    対に上手くなれるしって言ってくれました。僕は、全くの初心者で入部したんです。周りを見ても高校時代に大活躍した仲間だ
    らけで、会話にもついていけなかったんです。けど、ラグビーって楽しいので、根底にはその気持ちが強かったですね。

(山本)宇賀神さんの言葉とプレーには物凄い説得力があったよね。僕は、最初に辞めたいと思ったときに、親が高校時代の作文を
    見せ付けてきたんです。どんな内容かって言うと、高校最後の試合で負けた時の気持ちを文字に残していたんです。親はそ
    れを見せて「自分で判断しろ!」と言っていましたが、続けてほしいんだなって子供心に感じました。そして、もうちょっと今は出 
    来るような気がしています。英士は自分よりも生き生きしていると思いますよ。吹っ切れている感じがしますね。

(山田)確かに吹っ切れていると言われれば、吹っ切れているかもね。あとは自分の性格をわかってくれている親友から応援されて、
    高校時代の仲間には、Aチームで出場したらプラカード作って応援に来てくれる!って声をかけてくれているんで、その思いが
    僕の背中を押してくれている感じがするんだよね。

(山本)すごい!良い仲間だね!

















――中央大学ラグビー部で目指していることを教えてください


(山本)僕は、レギュラーになるとか、試合に出るとか、具体的な目標があればいいなぁって思ってはいますが、まずは中大ラグビー
    部で4年間を過ごしたいなと思っています。一つのこと、ましては強豪校で4年間継続出来た感覚が欲しいのかもしれません。
    これからの過ごし方で具体的な目標が出来るんじゃないのかなって思います。

(山田)僕はラグビーで認めてもらえる選手になりたいですね。1年生の頃はとにかくラグビーの楽しさだけしかなかったんです。最近
    は、「英士上手くなったな!」って言われる回数が多くなったので、4年間でみんなをうならせたいですね。僕が下手なときを知
    っている先輩に、試合に出場している姿をみせられるようにしたいです。

(山本)それは俺も思うよ。「えっ!山本が試合に出てるんだ!」って驚かせたいですね(笑)。


――一般入学生にしか出来ないこともあると思いますが


(山本)そうですね、確かにスポーツ推薦の選手より劣っているところはわかります。でも一般学生でも通用するところとか、上回って
    いるところもあります。時間をかけて、その上回っているところを増やして行きたいと思います。

(山田)1年のときに、完至(松井・3年)から「英士は伸び代(のびしろ)しかないから」って言われてたんです。僕も確かに納得してま
    すし、一般学生だからといって誰にも敵わないって思ってもいません。


――お互い仲の良い選手はいますか?


(山本)本人目の前にして言うのも照れますが、英士がいなかったらラグビーを続けられたかわかんないっすね。同じ立場の人がい
    るのといないのとでは雲泥の差なんですよね。

(山田)僕はちょっと裕貴には絶望したんです。入学した当初に、一般学生はお前だけではないって言われていたんです。その相手
    が裕貴なんですけど、(山本を指差し)花園出ていますからね(笑)。しかもオール富山のキャプテンだし、俺の仲間じゃない!
    って思っていましたよ(笑)。

(山本)なるほどねぇ・・・(笑)。思考は完全に一般学生だったんだけどなぁ(笑)。

(山田)・・・で、僕はこいつだ!って仲間はいませんね。正直誰とでも仲良くなれるし、実際誰とでも仲が良いと思います。自分、変な
    ところで消極的な人間なので、絡んでくれると仲良くなれます(笑)。


――ではライバルは誰ですか?


(山本)部員紹介でも公言していますが、同じポジションの加藤(友彬・3年)ですね。ライバルというか目標ですかね。

(山田)ライバルかぁ。。。そうですね、一番勝ちたいのは羽野さんです(笑)。

(山本)羽野さん倒したら最強だもんね(笑)!

(山田)この人に勝ったら、大学ラグビー界で俺は最強のスター!ってことですからね(笑)。

(山本)だから羽野さんに「スペ3(スペードの3)」って呼ばれてるんだよね!

(山田)羽野さんは、ジョーカーに例えられていて、よくピッチ上でマッチアップする機会があるんです。抜いたり止めたり出来ていたと
    きがあったので、そう呼ばれるようになりました。

(山本)「スペ3」って他には弱いんですが、最強のジョーカーに勝てる・・・トランプの大富豪に例えられているんです(笑)。(山田に)
    今日のAD(アタックディフェンス)の時にもそう呼ばれていたよね。

(山田)うん(笑)。


――今シーズンへの思いを聞かせてください


(山田)去年はジュニアのメンバーに3試合選ばれたので、それ以上です。あと1試合でいいのでAチームに絡めるようにしたいです
    ね。

(山本)自分も昨年以上です。大きく言うと「1・2年の山本と違う!」ところを見せていきたいですね。


――ありがとうございました
































(インタビュー&構成:小宅崇)
[photo:CURFC]